2018年6月に行われたロシアワールドカップ。直前の監督交代劇のゴタゴタによる下馬評を覆して見事決勝トーナメントに進出しました。
ワールドカップに出場した日本代表の、スタメンの9割は海外組と呼ばれるヨーロッパで活躍する選手で占められました。
そんなロシアワールドカップも終わり、今の日本代表の中核になりつつあるのが「プラチナ世代」と呼ばれる1992年生まれのサッカー世代です。
今の代表だと、柴崎岳、宇佐美貴史、昌子源、武藤嘉紀らが1992年生まれです。
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— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年9月16日
この柴崎、宇佐美らの世代は彼らが小中学生のころからプラチナ世代と呼ばれ、日本の将来を期待された世代でした。
プラチナ世代とは?
日本のサッカー界では、1999年のワールドユース準優勝となった小野伸二、稲本潤一、遠藤保仁、小笠原満男、中田浩二らの「黄金世代」が有名ですが、彼らを凌ぐ世代として期待されたのがこの1992年生まれの「プラチナ世代」です。
小野、稲本、遠藤、小笠原ら黄金世代。
その筆頭として将来を期待されたのが宇佐美貴史です。
そして何といっても今の日本代表の心臓と言える柴崎岳もプラチナ世代の代表的な選手です。
柴崎は中盤の底のボランチの位置から長短のパスでゲームを組み立て、日本代表のチャンスを演出します。またレアルマドリードとバロセロナからゴールを奪ったその攻撃力も魅力です。
あの長年日本代表のゲームメーカー、司令塔として活躍した”黄金世代”メンバーの遠藤保仁が、2012年のまだ柴崎が日本代表に選ばれる前から『ポスト遠藤』として名前を挙げてその力量を絶賛していました。
また高校卒業後すぐにイングランド・プレミアリーグへ移籍した宮市亮もいます。
宮市は100mを5秒台で走る速さとドリブル力で、それまで日本にはいないタイプの高速ウインガーです。チェルシー相手にぶち抜いた高速ドリブルは、世界を度肝抜きました。
度重なる怪我に泣かされましたが、現在ブンデスリーガ2部・FCザンクトパウリで復調しつつあります。
そしてドイツのマインツでゴールを量産し、現在プレミアリーグのニューカッスルに所属する武藤嘉紀。彼の無尽蔵のスタミナとフィジカルは世界でも十分通用します。
ロシアワールドカップでセンターバックとして大抜擢、大活躍した昌子源もこの世代です。あの決勝トーナメント1回戦ベルギーで、ラストのカウンターを最後まで追いつこうと走っていたシーンは象徴的でした。
スタメンで唯一国内組だった昌子は、フランスのリーグ・アン、トゥールーズに移籍し、レギュラーの座を掴みました。
いわゆるアフリカ系のフィジカルモンスター、ゴリゴリに個で仕掛けてくるアッタッカー陣を揃えるフランスリーグにおいて、おそらくディフェンダーとしては最も個が鍛えられるリーグで現在修行中です。
小学生年代で世界を圧倒したプラチナ世代
まずこのプラチナ世代を有名にしたのは2005年に韓国で開催された、第1回世界幼少年サッカー大会でU-13日本代表として出場し、優勝して世界一になった活躍です。
この大会でプラチナ世代は世界を圧倒。特に宇佐美のドリブルは神掛かっていて、何人もドリブルで抜いてゴールを決めていました。ここで神童宇佐美とプラチナ世代が大注目され始めたのです。
小学生年代ですが、ここまで世界相手に圧倒する日本代表はまさに衝撃的でした。
ネイマールより凄かったプラチナ世代
そしてなんと言っても2009年のU-17W杯でしょう。
この大会で日本はなんとグループリーグ第一戦でブラジルと激突。
このU-17のブラジル代表には今や世界一のサッカー選手の一人と言われているネイマールがいました。
ネイマールはこの時から有名で、ブラジルの将来を背負って立つ期待の存在でした。事実この後サントスに所属していたネイマールは、スペインのバロセロナに移籍し大活躍。一気に世界のスーパースターになり、史上最高額の移籍金でフランスのパリSGに移籍しました。
そのネイマールよりも活躍していたのが宇佐美であり、このプラチナ世代だったのです。
このネイマール率いるブラジルと対戦していた日本代表のフォーメーションです。
杉本
堀米 宇佐美 高木
柴崎 小島
岡本 廣木
内田 松原
嘉味田
宇佐美もキレキレで柴崎も大活躍していました。
杉本健勇もデカくて足元が上手いFWとして存在感がありました。
試合は3-2で惜しくも敗れブラジルが勝利しましたが、内容ではあのブラジルに十分勝負出来ていました。
得点者はブラジルがギジェルメ、ネイマールとオウンゴール。日本は高木善朗と杉本健勇が得点を決めました。
このグループリーグ2戦目、3戦目では宮市亮も出場し、左ウイングとしてそのスピードで空いてを抜きまくってクロスを上げまくりました。
この大会では惜しくもグループリーグ敗退となってしまいましたが、このブラジル戦での戦いがプラチナ世代を「史上最強のユース世代」と呼ばせた一戦となったのです。
その後世界に羽ばたくプラチナ世代
この大会の後に、ネイマールにも負けてなかった宇佐美貴史は、2009年にガンバ大阪のユースからトップチームに昇格し、稲本潤一が1997年に記録した17歳171日のG大阪史上最年少デビュー記録を更新する17歳14日での公式戦初出場を果たし、後半19分に公式戦初得点も記録しました。
まさしく黄金世代の「稲本潤一超え」を果たしたのでした。
そしてその2年後の2011年にはドイツナンバーワンの強豪であるバイエルン・ミュンヘンに移籍を果たします。
また同年に同じくプラチナ世代の宮市亮がプレミアリーグ強豪のアーセナルに移籍しました。
2人ともトップで活躍出来たとは言い難く、どちらかというと大きな挫折を味わいましたが、これまでの日本のサッカー界ではあり得ないことがこの世代では起こったと言えると思います。
プラチナ世代の活躍をチェック!
宇佐美貴史は2019年6月にJリーグ ガンバ大阪に復帰しました。
先ほど言った通り、柴崎岳はスペインリーグ、武藤嘉紀はプレミアリーグ、昌子源はフランスリーグで活躍しています。
彼らの活躍を見るりはDAZNしかありません。
Jリーグ全試合も、スペインリーグも、プレミアリーグも、ドイツブンデスリーガも、フランスリーグアンも、チャンピオンズリーグも全て見れます。
今だと久保建英も活躍したコパ・アメリカも全試合見ることが出来ます。
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