あの超人気格闘漫画の続編「ドラゴンボール超」をお得に無料で読める方法をご紹介しています。
また「ドラゴンボールの元ネタ「ドラゴンボーイ(騎竜少年)」について」、「ドラゴンボールの設定は「西遊記」と「南総里見八犬伝」について」、「実は当初全然人気が出なかったドラゴンボール」、「構想時のスーパーサイア人3は尻尾あり」の情報も掲載しています。
ドラゴンボール超とは
ドラゴンボール超とは鳥山明先生が原作の「ドラゴンボール」の続編です。
ドラゴンボールを知らない人はいないと思いますが、あの鳥山明先生が描いた日本一の大ヒット作品で、アニメも含めて全世界で大人気になった作品です。
主人公の孫悟空が7つ揃えば何でも願いを叶えてくれるドラゴンボールを探す旅の中で、様々な敵や仲間と出会う冒険とバトルを楽しむ漫画です。
悟空の「ピッコロ大魔王」「ベジータ」「フリーザ」「セル」「魔人ブウ」といった強敵を、自分の限界を超える修行によって強くなり倒していく姿に1990年代の子供は夢中になりました。
その人気の頂点となったのは、フリーザ編でのスーパーサイヤ人への変身でしょう。
べジータ編で自分がサイヤ人である事を知らされた悟空は、フリーザ編で仲間のクリリンを殺されたことで「穏やかな心を持つサイヤ人」が怒りによってスーパーサイヤ人へと変身したのです。
ドラゴンボールの元ネタ「ドラゴンボーイ(騎竜少年)」
鳥山明先生は、ドラゴンボールの前にはご存知の通り「Dr.スランプ」を連載していました。
アラレちゃんは大ヒット。アニメ化もされ、最高視聴率36.9%を記録、歴代アニメ最高視聴率で3位になる超大ヒット作となりました。
しかしながらこの作品は鳥山先生を苦しめます。
基本ギャグの一話完結のアラレちゃんですが、アイディアの枯渇により行き詰まりに陥ります。
また自身初の週刊連載ということもあり、連載1年目は睡眠は3日に1回、一番酷い時には6日連続徹夜という状況に陥ったのです。
そして鳥山先生は連載の終了を編集部へ相談。編集部側は「アラレちゃんを超える新連載が出来るならOK」としました。
当時鳥山先生の担当編集者だった鳥嶋和彦氏は、鳥山先生に「今好きなものを書いたらいい。好きなものはなんだ?」と言うと、鳥山先生は「カンフー映画をずっと見ている」との事で、カンフーものの漫画を描くことになりました。
そこで誕生したのがドラゴンボールの前作「ドラゴンボーイ(騎竜少年)」です。
鳥山先生はブルース・リーとジャッキー・チェンの映画が大好きでした。
そこで中国カンフーものを描いたのがこのドラゴンボーイです。
1983年8月号、10月号の『フレッシュジャンプ』に掲載されました。
ストーリーは仙(せん)の国で修行を積んだカンフー少年唐童(たんとん)が、華(か)の国の戦から逃亡した姫を祖国に送り帰すために旅をする物語です。
主人公の唐童(たんとん)が初めて女性の裸を見るシーン。おちんちんがついていない事に驚くシーンや、女性の胸をよく鍛えた大胸筋だと思い込むシーンなど、ドラゴンボールの孫悟空の設定とほぼ同じです。
また孫悟空は尻尾が生えていましたが、唐童(たんとん)はなんと背中に羽が生えています。後にドラゴンボールの元になったと思われる竜宝(ろんぱお)という玉も出てきます。
そしてプーアルのように何にでも変身出来るキャラクターも登場し、最後はお色気オチで終わります。
このドラゴンボーイの後にも、「トンプー大冒険」という読み切りも発表します。この作品でも後にドラゴンボールに出てくるアイディアが何個も出てきます。
ブルマとそっくりなヒロインキャラクター「プラモ」と、ホイポイカプセルの原型のアイテム「いろいろカプセル」も登場します。
上記2作はともに『鳥山明○作劇場VOL.2』に収録されています。
ドラゴンボールの設定は「西遊記」と「南総里見八犬伝」
ドラゴンボールの設定は、鳥山先生のインタビューから「西遊記」と「南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」から着想を得ていることが明らかになっています。
南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」とは江戸時代の読本で、8つの玉を集める物語です。
当初は鳥山版『西遊記』を目指しストーリーを進めようとしていたが、担当編集者の鳥嶋和彦の反応は「西遊記そのものではないか」と大幅に変更が加えられます。
「西遊記」はそのまま孫悟空に、豚のウーロンも出てきます。まさに西遊記のままの世界観ですね。
その後の第二稿ではSF要素が取り入れられ、孫悟空の服装が現代風になりました。筋斗雲(きんとうん)ではなく、飛行機に乗っています。
最終的には今のドラゴンボールのキャラクターがほぼ固まっていきます。ヤム・チャの解説は「ドラゴンボールの秘密を盗み聞きし、悟空たちをつけ狙う悪党。よくカッコつけるが、二枚目半」。
実は当初全然人気が出なかったドラゴンボール
Dr.スランプアラレちゃん大成功の後連載とあって、週刊少年ジャンプが送り出す超期待作として送り出されたドラゴンボールでしたが、実は当初人気が出ませんでした。
編集部の期待をあらわす通り、5週連続カラーという大々的な扱いで連載開始したものの、人気投票アンケートは低迷。今では考えられない15位まで転落します。
集めると願いが叶うドラゴンボール探しから、「強さを追い求める主人公」というテーマを作品に持たせる方向にシフト。
孫悟空が修行を経て強くなっていくことを見せていくことで人気が上がっていきました。
そして天下一武道会編で読者アンケート1位を獲得。その後、連載終了まで不動の1位となります。
鳥山先生によると、天下一武道会は誰が勝負で勝つか決めていなかったので自分でもハラハラしながら描いており、最初の予定では第21回大会の優勝はベタに主人公の悟空だと思っていたとのこと。
しかし誰が優勝するかを予想する読者アンケートで悟空が1位を獲得したため、天邪鬼な鳥山先生は「みんなが思う通りにはしたくない」と、悟空が優勝しないアイデアを考えたというのです。
結果、ジャッキー・チュンが優勝しましたね。
そして悟空が青年になった後の天下一武道会。
当初「天津飯VSピッコロ」とか「天津飯VS神」とか「ヤムチャVSピッコロ」とか「クリリンVS天津飯」といったカードも考えられていたことがわかります。
色々構想を練っていく中で、最終的な組み合わせに落ち着いたんでしょうね。
構想時のスーパーサイア人3は尻尾あり
ドラゴンボールの人気を大爆発させたのは「スーパーサイヤ人」への変身だと思いますが、そのスーパーサイヤ人も「フリーザ編」「セル編」「魔人ブウ編」と進むに連れて変化していきます。
最終形態であるスーパーサイヤ人3は、構想段階では尻尾があることがわかります。
この設定は後に出てくる「ドラゴンボールGT」のスーパーサイヤ4につながっていますね。
大人気過ぎて終れなかったドラゴンボール
ドラゴンボールは当時人気があり過ぎて、作者の思いと離れて終了することが困難になっていきます。
編集の鳥嶋氏は、当初フリーザ編で全て終了する予定だったことをインタビューで明かしています。
鳥山先生の強い要望により、魔人ブウ編を最後にドラゴンボールの連載が終了する事が決定されます。
しかしドラゴンボールは集英社の漫画の売り上げだけでなく、アニメ、ゲーム、玩具など周辺のビジネス市場が超巨大になってしまっていたため、最終的には関係各社のトップ級会議などの調整や各社の上層部による経営判断を必要とし、関連企業の株価・業績への影響を最小限に抑えるべく様々な配慮や下準備を行った上でようやく実現できたといいます、
鳥山明先生は関わってなかったドラゴンボールGT
原作ドラゴンボールが魔人ブウ編が終わり、42巻で最終巻となりました。
漫画版は終わりましたが、フジテレビ系列にて放送されていたアニメ版のドラゴンボールでは、その続編として「ドラゴンボールGT」がスタートしました。
ドラゴンボールGTの大枠のストーリーは以下の通りです。
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悟空がウーブと修行の旅に出てから5年。悟空の教えを受け15歳になったウーブと修行の最終試験を行っている頃、新たなドラゴンボールの存在を知ったピラフ一味が神殿に乗り込んだ。
その星が黒い「究極のドラゴンボール」から現れた巨大な神龍でピラフ一味の野望が現実になると思われたとき悟空が現れ、ピラフの言葉を勘違いした神龍が悟空を子供の姿に変えてしまった。
究極のドラゴンボールを1年以内に集めて元の場所に戻さないと地球が爆発してしまう運命を知った悟空はパンやトランクスと共にドラゴンボールを集めるため宇宙へと旅立つ。
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ドラゴンボールGTについては諸説ありますが、当時フジテレビのゴールデン帯の看板アニメとなっていたドラゴンボールが、大人の事情でやめる事が出来ず、鳥山明先生が原作ではない製作スタッフ主導で作られた続編と言われています。
よってこのドラゴンボールGTのGTは「G(ごめんね)、T(とりやまあきら先生)」であるという都市伝説もあるほどです。
実際には鳥山先生は、GTのキャラクターデザインとして子供になった孫悟空、パン、トランクス、ギル、髭を生やし髪を切ったベジータ、眼鏡をかけネクタイを締めた孫悟飯、髪型を変えた孫悟天、白髪になり髭を生やしたクリリン、生え際がさらに後退したサタン、ブルマ、チチ、ビーデル、ブラ、悟空の下で修業したウーブと、タコ型宇宙船のデザインを手がけられました。
また東映アニメーションにて作成されたGTの初期プロットについて、鳥山先生は内容をチェックして少しアドバイスを行ったとの事で、「だいたいこんな感じでという大まかな脚本を見せていただいた限りでは、なかなかよく考えてあって面白そうな雰囲気」と評価をされていました。
しかしながら超サイヤ人4のアイディアとデザインは鳥山明先生のものではありません。
そしてこのGTに対して鳥山先生は、明確に「私の中のドラゴンボールは終わった」「僕はノータッチ」と語っています。
実際鳥山先生は、2005年のDVD-BOXで「テレビアニメの方はもう少し続けたいとのことでしたがボクはもうこれ以上は…。というわけでドラゴンボールのアニメはストーリーも含め、すっかりアニメスタッフの方々におまかせすることになったのです」と、GTの経緯について語っています。
また2013年の書籍では、「その頃、連載はもう終わっていたので、僕の頭は次の仕事に向いていました。だから…正直に言うと、そこでまた『DB』のデザインというのは、ちょっとだけ抵抗がありました(笑)。続けていただけるのは、本当にありがたいと思いましたが。連載終了直後でしたので、『GT』の設定をそれほど乗り気で描いた記憶はありません。頼まれた設定画は頑張って描きましたが。」と、後ろ向きであったことが示唆されています。
魔人ブウ編の完全な続編がドラゴンボール超
このドラゴンボール超は、作者である鳥山明先生が「魔人ブウ編の完全なる続編である」と明言されました。
鳥山先生「ドラゴンボール超は、魔人ブウ編の完全なる続きになります。ちょっとした闘いの後のやり取りがあって、破壊神ビルスが登場する”神と神”編、そしてフリーザが蘇る”復活のF”編と続き、そして、新たにボクがストーリーを書き下ろしたのは、ついに、この宇宙をも飛び出してしまった奇想天外な話です。
闘う相手はズバリ、お隣の第6宇宙!あまりネタバラシしてしまうと怒られるので、これ以上は秘密にしておきますが、巨大な超ドラゴンボールを巡る、とっても楽しいワクワクするようなシンプルで明るい展開になっていると思いますよ!」
魔人ブウ編の続編である"神と神"、”復活のF”
この鳥山先生の話の通り、2013年に魔人ブウを倒した後の世界を描いた劇場版の映画「ドラゴンボールZ 神と神」が公開されました。鳥山明先生が初めてアニメシリーズに脚本の段階から深く関わった劇場公開作品でもあります。
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この映画では鳥山先生が書き込んだ台詞入りプロットの中から90%以上のストーリーと台詞が採用されているまさに「ドラゴンボールの続編」となったのです。
この映画では破壊神ビルスといった新キャラや「超(スーパー)サイヤ人ゴッド」という新しいスーパーサイヤ人も誕生しました。
映画は全国312館で公開され、土日2日間で動員56万1,098人、興行収入6億8,392万5,000円を記録し映画観客動員ランキングで初登場第1位となりました。また最終興行成績は29.9億円を記録し、海外では28か国で公開され、公開された中南米での興行収入は、最初の週末だけで約8.5億円を達成する世界的な大ヒットとなりました。
そして2015年にその続編である劇場版の映画「ドラゴンボールZ 復活の「F」」が公開され、同じく鳥山先生がキャラクターデザインを担当すると共に、本作では初めて単独の脚本も務めました。
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この映画ではフリーザの更なる進化系「ゴールデンフリーザ」も登場し、前作を上回る興行収入37.4億円を記録しました。
そして時同じくしてフジテレビ系列にてアニメ「ドラゴンボール超」、そして月刊誌『Vジャンプ』でも「ドラゴンボール超」の連載がスタートしました。
そしてその続編漫画版ドラゴンボール超
劇場版以降、鳥山明先生によるストーリー原案を基にした「アニメ版」と「漫画版」が同時進行で制作されています。
鳥山明先生によるストーリー原案はテキスト(文章)形式で制作スタッフに届けられ、そのストーリー原案を基にしてアニメ版と漫画版それぞれのスタッフが同時進行で作品を制作しています。
そのため、大筋の物語の展開は同一ですが、週1回のテレビシリーズアニメと月刊誌連載の漫画という各々の発表形式に合わせての表現方法の違いや、ストーリー原案のテキスト内容の解釈の差異から、アニメ版と漫画版では背景描写や登場人物の台詞や口調、どちらか一方のみにしかない場面があるなど、相互に補完する関係性となっています。
漫画版の原作は鳥山明、作画とよたろう
Vジャンプで連作開始となったドラゴンボール超では、原作・ストーリー原案はアニメ版と同じく鳥山明先生で、作画はVジャンプでゲーム連動漫画『ドラゴンボールヒーローズ』や、映画『復活の「F」』のコミカライズを手がけていた「とよたろう先生」が担当されています。
作画は鳥山明先生ではありませんが、とよたろう先生の作画も本当に素晴らしいです。鳥山先生も「全く口を出す所がないほど」と絶賛されています。世界観を全く壊す事がないクオリティーだと思います。
鳥山先生が"僕の続きを描いてくれる作家さん"と太鼓判
鳥山先生は、巻末のインタビューにてとよたろう先生を絶賛しています。まさに鳥山先生が思い描く続編を実現してくれる作家さんとして全幅の信頼を置いています。
以下引用です。
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鳥山:アニメーターさんも含めて、もっとも僕の絵に近いかもしれない。
とよ:いやいやいやっ!
鳥山:画面構成がうまい!かっこいいし、今の僕じゃこんなに元気のいい絵は描けないですよ!アニメでもなんでもそうなんですが、僕は監修すると必ずどこかきになるところが出てきて、そのときは必ず直しを言うようにしてます。でもとよたろう先生のネームは安心して見ていられるから「OKです!」とすぐ返事が出来て、凄い助かります(笑)
(中略)
鳥山:あとは、とよたろう先生のオリジナルが入ってくると、「これはスゴイことになるな」と思います。本当にありがたいんですよん。まさに僕の「続き」を描いてくれる作家さんが、こうして現れたんだもの!
ー最後に、今後の「DB超」の物語について、ちょっとだけお話していただけますか?
鳥山:「ある人物」の「未来」のお話がアイディアとしてあって。それを新しい「宇宙」とも合わせようと思ってます。お子様でも楽しめるようにシンプルな内容に・・できるといいなあ(笑)
とよ:「ある人物」・・僕も大好きな人物ですね!楽しみです!
ドラゴンボール超第1巻のストーリーは?
ドラゴンボール超1巻の大きなあらすじとしては、悟空と魔人ブウの壮絶な戦いから月日は流れた後の平和を取り戻した世界を描きます。ブウを倒した後、悟空は妻のチチに言われて遂に働く事になります。
しかしその平和に迫る、新たな脅威!! 今度の敵は「第6宇宙」からやってくる!?
追記 新映画「ドラゴンボール超 ブロリー」
2018年に前作の『ドラゴンボールZ 復活の「F」』より3年8ヶ月ぶりとなる新作映画が公開されました。
映画「ドラゴンボール超 ブロリー」
今回の敵は、過去の劇場版三部作『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』、『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』に登場したブロリー。
ブロリーは漫画やアニメの本編には出てこない、フリーザの兄「クーラ」らと同じく映画オリジナルキャラでした。
本作はテレビアニメ版『ドラゴンボール超』の続きの位置づけの物語になります。
鳥山明先生の脚本による新映画ブロリー登場は、『ドラゴンボール』の「正史」に加える試みであると『週刊少年ジャンプ』の特集記事にて紹介されています。
本映画は日本だけでなく、世界では大成功となり、ブロリーが人気で、アニメ版『ドラゴンボール超』はほぼリアルタイムで放送されている米国で、「全米初登場1位」を達成。日本の映画としては『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』以来20年ぶりの快挙となりました。
公開2日目も1位で、二日連続での全米1位を達成。累計興行収入3000万ドルを突破しました。
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