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企業は過去最高の内部留保、日本の税制を改革せよ

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今日の朝日新聞の記事によると、企業の内部留保が2012年度から124兆円積み上がり過去最高の400兆円を突破したという。

内部留保とは?

内部留保というのは企業が利益として出たお金を投資などに回さずにため込んでいるお金の事。

これは企業単体の問題ではなく、日本のデフレ及び日本の税制に問題があるといえる。

企業が内部留保するとどうなるかというと、企業がお金を使わないのでお金が回らない。そのために市場のお金が足らなくなりお金の価値が上がり、ものの値段があがる。これはいわゆるデフレである。

企業がお金を使わないと経済が上向かないために労働者への賃金も減っていく。そうなると労働者は更にお金を使えなくなるためにさらにものの値段が下がったデフレスパイラルに陥ってしまうのだ。それがもう20年以上続いている。

このニュースも今のデフレ日本を象徴している。

このような究極のデフレ状態の日本においては、まずは日本国政府が公共事業などによってお金をどんどん使ってお金を循環させていく事がセオリーなのだが、政府は逆に財務健全化のために公共事業引き締めや増税にかじを切ってしまう。

その二つは最悪で、より人々はお金を使わなくなり、市場にお金が消えていってしまう。

一番最悪なのは消費税だ。

消費税はお金持ちでも貧乏人でも、その年にいくら稼いでも赤字であっても平等に税金が引かれてしまう。これでは今のデフレの状態の時には最悪である。

インフレの時に増税し、デフレの時に減税をするのがセオリーだ。

このような不景気、先行き不安によって企業は保守的になり投資を控えて内部留保を拡大させてしまうのだ。

問題は日本の税制

なので企業には「お金を使え!」と言いたい。

しかしながらこれは上述した通り企業が悪いのではなく、日本の税制の問題だ。

日本では設備投資するとは不利に働く仕組みになっている。これは米国とは大きな違いで、世界での競争に負けてしまう要因の一つになっている。

どういうところが違って日本の税制には問題があるのか。

それは「設備投資は資産として計上される」からだ。

これはどういうことかというと、企業が利益を得てフリーキャッシュフリーが多い場合、どこかしらに投資をして未来のキャッシュフローを生もうと考える。

しかしながら日本の税制では、設備投資した場合にそれが例えば工場なりITソフトウェアであれ、固定資産として計上される。そこには固定資産税がかかってくるのだ。

またその投資したお金は費用として計上されずに、減価償却として3-5年で分けられて費用計上される。

これでは5,000万円の投資をしたとしても、減価償却で1,000万円しか費用計上出来ない。その結果、残りの4,000万円分は損益決算書では費用扱いされずに利益としてみられるために、その利益分には法人税が課せられてしまうのだ。そして上場企業であれば、余分に出た利益は株主の配当に回さなければならないかもしれない。

よって、日本で投資しようとすると、「固定資産税」が掛かって、減価償却のために「法人税」も掛かってしまい、株主に余計な「配当」も出さねばならないかもしれない。

このように日本の税制では投資はトリプルパンチなのだ。

これで誰が積極的に投資したいと思うだろうか。

米国では例えばソフトウェア開発は固定資産の計上の対象外だ。なので掛かった費用はそのまま費用として計上される。

アマゾンなどの米国の企業では、利益を上げたお金で積極的に投資し、次のお金を生む事業を作り上げているのだ。それによって利益は抑制され、無駄な法人税も払わなくてすむ状態になっている。

もちろんこの姿勢には一部批判の声が上がっているが、積極的な投資によって市場にお金が回ってデフレ解消の一矢にはなっている。

こういう状況のため、日本のソフトウェア企業は世界で活躍出来ない。

例えば今の日本の企業で大きな利益をあげられる業界は「携帯電話キャリア」と「スマホゲーム業界」ではないだろうか。

インターネット広告とスマホゲームで大きな収益を上げているサイバーエージェントを例にみると、彼らは積極的にAbemaTVのコンテンツ投資にお金を回している。

AbemaTVに年間200億円の投資をすると発表している。しかもその中の140億円はそこで流すコンテンツへの投資だ。

日本ではソフトウェアやITサービスに投資するよりも、コンテンツに投資する方が上述の通り、税制では大きく有利である。このサイバーエージェントの投資戦略もそれが一因であるだろうと思う。

日本ではこうはいかない。よって日本でも企業の内部留保を抑制するための税制を緩和すべきである。

確かに日本の税収入が減るという心配があるかもしれないが、それよりもまずは日本の企業の内部留保を解消し、国、企業、労働者が積極的にお金を使う状態を作りあげないといけない。そのようにして今のデフレ地獄を解消するのだ。

そしてインフレになったところで抑制するための増税を行えばよいのだ。

よって早期の税制改革を切の望みたい。

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