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やりがいを餌に労働者を搾取するのは辞めろ!

更新日:

仕事先を選ぶ際、サラリーマンでもアルバイトでも「仕事のやりがい」を重視する人は多いと思います。

当然の事ながら「やりがい」は重要です。やっていて面白くなかったり、楽しかったり、充実感が無ければ、どんな仕事も苦痛に感じます。

一方で「やりがい」は危険でもあります。

「やりがい」という餌を持って労働者が搾取されるというケースが、昔も今も非常に多いです。

2016年に話題になったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で、新垣結衣さん演じる森山みくりさんが「やりがい搾取」について取り上げていました。

一度この「やりがい」についてしっかり考え、自分の働き方について見直していく必要があると思います。

やりがい搾取とは

ドラマ「逃げ恥」では「やりがい搾取」について説明されています。

逃げ恥のあらすじ

大学院を出ながらも就職難で派遣社員になった森山みくりは、いわゆる派遣切りに遭い、無職の身となってしまう。求職中の娘を見かねた父は、家事代行サービスを利用していた元部下・津崎平匡が折りよく家事代行の会社を替えようとしていたところを頼み込んで、週1回の仕事を取り付けてくる。
気難しい性格で、あまり他人に構われることを好まない津崎だったが、みくりとは適度な距離感を保って良好な関係を築く。だが、定年を機に田舎へ引っ越すという願望を両親が叶えることになり、現状を維持したいみくりは津崎に「就職としての結婚」を持ちかけ、その提案にメリットを感じた津崎は了承し、2人は「雇用主と従業員」という関係の契約結婚という道を選ぶ。
結婚式も挙げず事実婚という体で周囲への挨拶を乗り切ったみくりと平匡だが、2人のよそよそしさをいぶかしむ平匡の同僚・風見涼太や沼田、みくりの伯母・土屋百合の目をごまかすため「ハグの日」を設けるなどして周囲に親近感を醸し出そうとするうちに、2人の間に本当の恋愛感情が芽生える。

Wikipediaより

「人の善意につけこんで」

「労働力をタダで使おうとする」

「例えば友達だから、勉強になるから、これもあなたのためだから」

「このようなやりがい搾取を見過ごしてはいけません」

やりがい搾取とは企業が労働者の善意につけ込んで労働力をタダで使おうとする事

まとめるとそういう事になります。

これは企業、資本家の利益最大化の論理で、労働力に必要なお金を極小化しようとするために用いられる「一見正しそうな論理」です。

これは「企業・資本家」には正しくても、労働者にとってはまったく正しくないので非常に注意が必要です。

この世に絶対的に正しいという真理はありません。

「正義」という言葉であっても、立場によって正しいと正しくないは分かれてきます。

企業というお金を生み出す組織において、労働者というのは抑えるべき「費用」なのです。

その費用をしっかりコントロールしないと企業は利益が出せずにつぶれてしまうのです。

そのためには労働者のマインドをしっかりコントロールし、安い給料で極限まで働かせる事が企業の目的になってくるのです。

そこで一番最も効率的に用いられる論理が、この「やりがい搾取」であると理解しておきましょう。

仕事はお金のためにするものじゃない?

よくあるケースは、「やりがい」を餌に「労働に見合った給料が支払われない」というものです。

そういう企業では「仕事はお金のためにするものじゃない」と言われます。オーナー企業の会社では特にそれは顕著です。

「お金」よりも「ありがとう」のために仕事をしましょうといった謎の論理が展開されます。

一代で年商何百億円、何千億円の企業を築いたオーナー経営者にはこういう理論を展開する者が多いです。

彼らは労働者を人と思っていないのでしょう。

そういった悪魔のような、鬼の心を持ったものでないと、たった一代で巨大な利益を生むビジネスを成功させるのは無理なのかもしれません。

しかしその成功の裏には、「やりがい」という餌で搾取されている多くの労働者がいる事実にも目を向ける必要があるでしょう。

巨額の利益を上げて悠々自適な生活をしているお金持ちを支えているのは、安い給料で絞れ取れられるまで働く労働者がいてこそです。

労働者に同情したり、甘い考えを持つ経営者は成功出来ないのでしょう。

そうして人の心を失い、悪魔に心を売って搾取したお金で成功を手に入れるのです。

日本人は搾取され易い

世界を見回しても日本が世界で一番労働者を搾取しているでしょう。

私は米国や中国、シンガポールなど、世界中で働いて来ましたが、海外の労働者は「やりがい」では働いてくれません。しっかりと「労働に見合った給料が支払われない」と働いてはくれないのです。

もちろんその見合った給料の額は、その国々や地域毎の物価や相場によりますが、少なくとも「やりがいがあるから、少ない給料でも我慢して仕事しよう」という考えは無いのです。

私は海外勤務を通して「ここまで違うか」というくらい働くマインドの違いと、日本人がいかに搾取されているかという事に気づかされました。

日本の企業は「やりがい」という餌に「人件費」を押さえようとし、労働者もそれを我慢してしまいます。

特に仕事の量も多く、責任も重い仕事を「やりがい」のために安く引き受けるべきではありません

実際全国展開の飲食店やアパレルチェーンでは入社一年目の社員に、お店の店長を安い給料で任せるというケースも横行しています。

それは実は誰も幸せにならないのです。

やりがい搾取は企業にとっても自分の首を絞める行為

実際必要な費用も抑えられているように見えるかもしれませんが、そんな労働者を搾取して作ったモノやサービスは品質が悪く、そのために十分な売上が上がらず、より費用を抑える必要が出てきてしまい、更に労働者のやりがいを餌に給料を下げなければいけないという「負のループ」にはまっていまいます。

「やりがい」に加えて、「労働に見合った報酬」を出す事により、モノやサービスの品質が上がり、その結果十分な売上が上がり、会社としても儲かるという仕組みでないと健全とは言えません。

またその企業がモノやサービスを売るお客さんもまた、他の会社の労働者です。

労働者を搾取して給料が下がれば、労働者は家計の支出を押さえないといけません。その結果、日々買うものは「安い」ものになってきます。

そうなってくると「モノやサービスの品質が悪く売れない」上に、「消費者に十分な購買力の資金がないために買えない」というダブルパンチで、全然売れずに企業は十分な儲けが出なくなります。

これは一般的に「デフレーション」と呼ばれるモノとお金の価値が下がる経済現象ですが、日本はバブル崩壊後、20年余りに渡ってこのデフレが続いています。

よってこうしたデフレ下も相まってより「労働者を搾取する」というのは悪となってしまうのです。

企業努力は「労働者をいかに搾取する」ところを考えるのではなく、「いかに生産性を上げるか」に注力しなければいけません。

生産性を上げることで、少ない人員でも高品質のものが生み出せれば、給料を下げなくて済みます。

労働者も「やりがい」を理由で甘んじて仕事を受けてはいけません。それは自身が被害を受けるだけでなく、それがゾンビ企業を生み、ブラック企業を生む元凶にもなってしまうのです。

ボランティアは良い事というのは大きな間違い

やりがい搾取とは一種の「ボランティア」なのです。

一般的にはボランティアは良い事の代表であるように言われています。

しかしそれは全くの逆で、ボランティアは百害あって一利なしです。

ボランティアとは無料で自分の労働力を提供する事です。

という事はいくら頑張って労働して生産しても、所得が一切生まれないために経済的には一ミリも貢献しません。GDPは1円も増えないために逆に不況に大きく貢献してしまうのです。

もちろん大災害が起きて急遽人を救助したり、家事の消化活動をする類のものは素晴らしくて良い事です。

しかしながら、ボランティアで瓦礫を除去したり、食事を作ったり、介護をしたりという事をボランティアで無料でやる事は全く経済的に良い事ではありません。やった人の心が満たされるだけです。

もし災害でそういった作業が必要であれば、政府が特別災害国債を発行して大規模予算を組んで対応するべきです。

それによって労働者一人一人に所得が生まれ、それによって労働者はお金を得る事で災害地の周辺でご飯を食べれば、モノも買って宿泊もするでしょう。そうすればその災害地の経済の復興に大きく貢献します。その方が百倍災害地の復興に貢献出来ているわけです。

それでもまだ災害時のボランティアは許せる範疇ですが、若者や老人のなぞのボランティア信仰は本当に何とかしなければなりません。

大学生くらいの暇な若者は、何かと「ボランティア」をしてしまいます。また定年後を向かえた老人もそうです。

彼らはボランティアによって自分の労働力をタダで提供してしまうのです。

それが周りの人々にとってどれだけ迷惑か、全く理解していないのです。

そうする事によって、本当は所得が発生するはずの仕事がタダで行われることによって、労働者に支払われるお金は0円になります。

例えばそれが街の清掃だったとしましょう。

本当は、その「町の清掃」に毎月100万円の給料が労働者に支払われるはずが、ボランティアの行動によって0円になってしまうのです。

もしこの町の清掃に100万円支払われれば、100万円を受け取った労働者はその後町でご飯も食べれば買い物もしますし、電車やタクシーにも乗るかもしれません。

そうして何もなかったところから労働によってその町に100万円がもたらされ、その100万円が色んな人の手に回って経済が大きくなるのです。

これは本当の話ですが、米国などの海外では場所によっては良かれと思ってボランティアで町を清掃すると怒られます。それはそこを清掃して生計を立てている労働者の職を奪ってしまいから「俺の仕事を奪うな!」と言って怒られるのです。

また例えば日本でも、ジュースの空き缶を町で一切捨てなかったとしましょう。もしくはボランティアで町に捨ててらう空き缶をすべて拾うという事をしたとしましょう。それは東京や大阪などの都市部だと人を殺す行為です。

それらの都市部では町の空き缶を集めて生活をしているホームレスの人達がいます。彼らは毎日町にある空き缶を集めて換金して、そのお金で生活しているのです。

それらを「ボランティアで良かれと思って無料でやる」と、それらホームレスに人々が本来受け取るはずだった所得を奪ってしまうために、彼らは餓えて死にます。

極論、ボランティアとはそういった人を殺しうる罪なものである事をしっかり認識しておくべきでしょう。

よってボランティアは絶対にしてはダメです。

やりがい搾取から逃れるためには

これまでで「やりがい搾取」がいかに悪い事であるかを理解して頂けたと思います。

上述した通り、やりがい搾取とは一種の「ボランティア」なのです。

自分が本来受け取るべき所得を受け取らず、タダで労働力を提供してしまう事です。

その危険性は上で述べた通りです。これは労働者も企業も、国も社会も誰も得をしません

それはこのやりがい搾取を逃れるためにはどうすれば良いでしょうか。

タダで働かない

これは散々述べてきた通り、最も大事なのは「絶対にタダで働かない」という事です。

これはボランティアであり、本当にこの世に誰も得をしない事です。

自分では会社の利益になったと思い込んでいる馬鹿な経営者も、それで世の中の不況に貢献して自分の首を絞めているのに気づいていない真性馬鹿なだけです。

それは単純に経済の仕組みを全く理解していないという事です。

この「タダで働く事は誰の利益にならない」と理解していれば、タダ働きを行う理屈は一切ないわけなのでやらなくなります。

私も誰も得をしないと真に理解してから、こういったタダ働きの類は一切やらなくなりました。

なので「タダ働きしたら、どこか誰かの不幸に貢献している」と罪悪感を持つくらいにならなければいけません。

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ブラック企業は今すぐ辞める

また上記の自分のマインドで解決出来ない事、つまり会社や上司がそれを強制してくる場合は、今すぐその会社を辞めましょう。

それは大小問わずにブラック企業と言う事が出来ますが、そんなブラック企業にはしがみ付く理由は一つもありません。今すぐ転職活動をしましょう。

上で述べた通り、ブラック企業はあなたの善意につけ込んで搾取する事で延命しているゾンビ企業です。

ゾンビ企業は生かしておいても百害あって一利なしです。

ボランティアによって支えられている企業は、本来労働者へ支払うべきお金が無くなってしまうため、GDPへは1円も貢献しません。

経済的にも本来発生するはずの所得を生み出していないので、ブラック企業は一刻も早く潰す必要があります。

よってあなたが義理も人情も一切感じる必要のないそのブラック企業には、今すぐ辞めて転職をして本来受け取る給料を受け取るべきです。

ブラック企業を徹底排除

転職するにしてもブラック企業を事前に見分ける事は困難です。

その点、ウズキャリという転職サイトはブラック企業を徹底除外している点で有名です。

今の時代、ブラック企業をその転職サイトに掲載する事自体が信用問題になります。

ウズキャリは「ブラック企業を徹底排除!」をうりにしており、「離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態」などの基準を設け、転職後の定着率も徹底フォローしているそうです。

現在その定着率は93%以上とのこと。

ブラック企業に搾取されることなく、自分の人生を謳歌しましょう。

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