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マンションや家を買うのはリスク!不幸になるかもしれない3つの理由!

更新日:

「持ち家か賃貸か論争」は永遠のテーマと言われ、昔から長く議論されて来ました。

家購入は一人前の証と見られ、会社の同僚、上司や、親、友人、妻からも「そろそろ家、マンションを買わないの?」と言われる事も多いでしょう。

また老後に家が無いと不安と感じている人も多いと思います。

しかし結論から言ってしまうと、私は「家、マンションは絶対買ってはいけない!」と思います。

家を買うと将来的に不幸な未来になるかもしれませんし、老後の安心のために買った家がゴミクズになって大きな足かせとなり、人生の不幸としてあなたを襲うかもしれません。

マンションや家は人生で一番大きな買い物です。しかし日本は土地信仰、持ち家信仰があるため、中々そのリスクや誤った考えを信じようとしません。また十分にその辺を勉強しようともしていません。

その結果「マンション買わなければ良かった」「家を買って大きな損をした」という事態になり、「この家、マンションを買ってしまったために大きな借金を抱えてしまった。」という人も非常に多くなっています。今後は更に増えるでしょう。

ここでは「家やマンションを買うリスク3つ」を分かり易く説明したいと思います。

リスク1:今後の日本は家、マンションが大量に余る

今でもそういう地域が多いですが、今後の日本の社会を考えると、家やマンションが「求められている量」に対して「存在する量が多過ぎる」、つまり「家、マンションの数が有り余る」状態が続くと予想されます。

重要なポイント

今後の日本では家、マンションの数が大量に有り余る

この家やマンションが大量に有り余ってしまう理由は日本の少子高齢化社会です。

少子高齢化社会が不動産価値を下げる

少子高齢化で人口が減って、必要な家の数も減るから日本全体の不動産価値が下がるという非常にシンプルな話なのですが、詳細を指摘する人は少ないです。

日本は高齢者が多く、若者が少ない逆ピラミッド型の人口構造をしています。

そんな中で、今家・マンションという資産を持っているのは多くが高齢者です。

あなたの両親も家かマンションを持っているでしょう。そしてあなたの夫か奥さんの両親も家かマンションを持っているはずです。

そんな両親世代は当然の事ながらいつかは死んでしまいます。その瞬間にその家やマンションは子供世代に遺産相続されます

しかし親の数に対して子供の割合が圧倒的に少ないために、個々の子供達はこれまでよりも多くの家やマンションを相続しなくてはいけなくなります。そうなると、相続した彼ら彼女らは多額の「相続税」「固定資産税」といった税金を払った上で、それらの家は老朽化しているため「修繕費」「維持費」といった多額の金が出ていく事になります。

例えばある夫婦がお互い一人っ子だった場合(少子高齢化で今後はこういった家族は急増していきます)、両方の両親から家・マンションを相続する事になります

そうなると、実際家2件なんて住めるはずもないのに両方とも相続する必要が出てくるわけです。

結果として住んでいないのに上述した通り、その夫婦は遺産相続によって多額のお金が出ていってしまう事になるわけです。

今後更に少子高齢化が進んで人口が減ると、死んだ親から相続して住まない空き家も増え、日本全体として不動産価値が暴落する事が予想されます。

重要なポイント

少子高齢化で人口が減って空き家が増える

子供に負債を残してしまう家やマンション購入

両親にとっては「資産」を子供に残すはずが、とんだ金食い虫の「負債」を可愛い子供に残してしまうわけです。この危険性を理解している人は本当に少ないです。

「そんなに家を相続したなら売るなり、貸すなりすれば良い」と思うかもしれませんが、それは甘すぎます。相当良い立地の物件でない限り、少子高齢化による深刻な不動産余りによって、今後は更に十分な借り手や買い手はつかなくなるでしょう

更に売ろうにも貸そうにも、そういう物件はかなり老朽化しているので、しっかりとリフォームする必要があります。もし耐震化していなければ最悪です。それには多額の追加費用が掛かります。

私の過去住んでいた実家でも、家を引っ越す必要が出た際に全く買い手が付かず、多額のリフォーム費用を捻出して修繕し、何とか売ることが出来ましたが、買った時よりも値下がりが酷い上に、このリフォーム費用で多くの借金を抱えました。

これは私の実家だけでなく、今後の日本の社会では一般化される状況です。この少子高齢化社会においては、「家、マンション」が大量に余り、大量の空き家、空室が出て、その買い手、借り手が全く足りないという状況が今後起こるでしょう。

そうなると売り手や貸し手にとっては一大事です。一度買ってしまったら二度とどんな事があっても売ることが出来ないと覚悟すべきでしょう

またそれらの家は将来自分達が死んだ跡、子供達に相続するのだという事をしっかりと認識しておくべきです。

ポイントまとめ

少子高齢化によって今後深刻な「不動産余り」が発生。相続によって子供に負債を残してしまう。

リスク2:ローン地獄

家やマンションを買う人は「現金の取っ払い」で一括払いで支払う人はまずいないでしょう。一般的に皆銀行からローンでお金を借りて土地、建物を購入します。

長期ローンでは利息支払い額に注目する!

そのローンには当たり前ですが、「利息」が付きます。

またそういったローンはだいたい35年といった「長期ローン」です。

例えば4,000万円の家かマンションを購入したら大体利息で35年ローンだと1,000万円くらいは支払う事になります。そうなると合計5,000万円は出ていく事になります。それにプラスして10年に一度は修繕費50-100万円、そして各種保険の支払いものってきます。

サラリーマンでも年間200万円くらいのローンの支払いが必要になってくるわけです。今のサラリーマンの手取りでそんなお金をずっと払い続けられるでしょうか。

賃貸であればまず「利息」を払う必要がありません

夫婦二人の20代-30代前半は12-3万円のところに住み、子供が出来たら14-17万円のところに住み、子供が巣立ったらまた12-3万円のところに住むという、ライフステージに応じた規模の家にすめば良いのです。

そうすれば合計費用でも賃貸の方が大きくお得になります。もちろん大家族だったり、将来子供と絶対一緒に住んでやる!子供夫婦とも絶対一緒に住む事を説得する自信があるならば購入するのを止めませんが、そうでなければ賃貸で住む方が理にかなっているといえます。

人間の自由を奪う長期ローン

また「長期ローン」が意味するものは、「35年ずっと支払う必要がある」という事です。それは「人間の自由を奪う」事を意味します。4000万円の家を35年で返すならば、毎年150-200万円くらいずっと支払い続けなければなりません。

そうなると絶対に今勤めている会社を「リストラ」なんてされてはダメですよね?

またもし今の仕事がしんどくてもある程度安定しているならば「転職」も怖くて出来ないですよね?

今は少子高齢化により、圧倒的な労働力不足になっています。よって今の転職市場は非常に労働者有利になっていて、各業界が人材不足、大手企業の高年収へのキャリアアップも増えていっています。この人材争奪戦、囲い込み合戦にも、リスクを取って一歩踏み出せない気持ちにもなってしまうでしょう。

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また気分を変えて別の町に引っ越したいとしても「引っ越す」事も出来ないですよね?良く報道される近隣トラブルでも絶対引っ越せませんよね?

そうなると人生における「自由度」は極体に下がります。

自由度の観点から言えば、家を買った途端「人生詰み」になる可能性大です。

昔の大手企業ではよく会社側が社員に対し、「結婚」「出産」「家の購入」を進めるのは常でした。

それは結婚して家庭を持ち、高い持ち家を買ったらもう「自由度が無くなってしまう」からです。

つまり「その大手企業の言う通りに仕事をし続けなければローンを支払う事が出来ない」ために、その社員は会社の言う事を聞かざるを得なくなるという事です。

「売れば良いじゃん」という問いについては既に上で述べた通りです。売った瞬間に大きな借金を抱える可能性が極めて大きいです。

これは本当に怖いことです。「売りたくても売れない」ですし、やっと「売れた」としても「大借金」を抱える事になります

自由も失い、借金も背負い、子供にも迷惑を掛ける。それでもあなたは良いでしょうか?

持ち家なら長期ローンを完済したら自分のものだが

「賃貸はお金を払い続けても家が自分のものになる事はないが、持ち家ならローンを支払い終わったら自分のものになるから良い」と思っているあなた、それも本当でしょうか?

それはこれまでの話から分かる事ですが、持ち家はローンを支払い終わった後はもう価値がゼロのクズ資産です。

持ち家がローン地獄で元本と利息の支払いに負われるのに対し、賃貸であれば収入に見合った物件を選べば貯金も出来ます。

ポイントまとめ

家購入の長期ローンによって多額の利息を支払わなければならず、何よりも長期に渡って自由が奪われる。

リスク3:支払い終わった老後に売れない

「老後に家が無いと不安。賃貸だとそれが一番心配。」その考えは完全に間違っています。

これも少子高齢化社会に起因する話ですが、長期ローンが支払い終わるのはもう仕事を引退した老後になります。

確かに長いローン地獄を経たので、あなたの家はまさにあなたの資産です。

しかしながら35年ローンを支払い終わった後なので、当時新築だったとしても築年数が高過ぎるのでもう売ることは出来ません。

ローンを支払い終わった家で余生を過ごすから良いと思っているあなたは、考えが甘いと言わざるを得ません。

介護が必要になると老人ホームなど施設に入居

多くの高齢者はそのうち介護が必要になり、「老人ホームなどの施設」に住むことになるでしょう。

何度も言いますが、今の日本は少子高齢化社会で今後は更に酷くなります。そうなると親やおじいちゃんおばあちゃんを支える子供が全く足りなくなります。

そのため多くの高齢者が「老人ホームなどの施設」に入る事が予想されます。

そうでなければ家族、子供に介護してもらうか、多額の費用を払ってデイケアサービスを利用する事になります。

どちらにせよ老後における介護の問題は、人生の最後にして最大の課題になります。

今後の日本では老人ホームの市場規模が大きくなると言われています。そこで介護士等として働く環境はブラックで問題視もされていますが、市場は間違いなく大きくなるはずです。

そうなると、今後老人ホームに入るにも、今よりも更に多額のお金が必要になります。

しかしながらこれまで家の長期ローンの支払いに追われてきた人達には、多額の老人ホームの入居費用を払う貯蓄がありません。

またそうなると、全く住まないのに税金や維持費ばかり掛かる家が重荷になってきます。

何度も言いますが、そんな時に重荷になる家を売る事は出来ないのです。

都会に出て行った子供達に余裕無し

今はもう子供が都会に出てしまって介護をしてくれる家族が回りにいません。要介護老人になってしまえば、そういった施設に入って介護サービスを受けるというケースが増えていくでしょう。

自分にお金が無くても子供が裕福だったらその費用も出してくれるかもしれません。子沢山だったらお金を持ち合えばそこそこ多くのお金が集まるかもしれません。

しかし何度も言いますが少子高齢化社会なので自分を支えてくれる子供の数も少ないですし、高齢者の子供ならばまさしく自分達のローンの支払いでそんな金銭的な余裕など全く無いでしょう。

高齢者になって老人ホームの費用も出せず、税金だけ多く支払い、また家を相続させて子供に迷惑を掛け・・・。こんな老後が楽しいでしょうか?

想像するとまさに地獄です。しかもそれに気づくのは70歳-80歳になってからでしょう。その時ではもう遅過ぎます。

家を売るどころか、住んでいる市区町村が消滅!?

更に「人口減少問題検討分科会の調べ」によると、少子高齢化の人口減少により、これから21年後の2040年には869の市区町村が消滅すると言われています。

それは現在1741の市区町村があるので、約半分にまで減ってしまうということです。特に青森、秋田、岩手、山形、島根の5県では、8割もの市区町村が消えると見込まれています。

つまり地方だと市区町村自体が消滅して、家を売るどころか移住する必要も出てくるかもしれません。

老後は賃貸で子供の家の近くに住もう

老後の事を真剣に考えるなら、持ち家は全くお薦め出来ません。

老後の人生を考えた時に、最も重要なのが「子供や孫との時間」ではないでしょうか。

子供や孫とどれくらい長く時間を過ごせるかで、老後の幸せ度が変化してくると思います。

子供は将来あなたの元から去っていきます。都会へ引越しして自分の家庭を築くでしょう。

私のお薦めは、上述した通りライフステージに応じた賃貸の家に住み、老後は子供・孫の家の近くに引っ越す事です。

老夫婦2人であれば、狭い部屋でも全く問題ありません。

遠い田舎の家に住まわれるよりも、自分の家の近くに住んでくれた方が子供も安心です。

子供にも孫が出来たら、両親が家の近くに住んでくれると何かあった時に孫の世話をしてくれるので非常に助かります。

ポイントまとめ

今の家庭は老後は老人ホームに入る。老後は賃貸で子供・孫の家の近くに住むのがお薦め。

まとめ

・今後に日本は少子高齢化により家、不動産が大量に余る

・不動産価値が下がり、売りたくても売れない

・長期ローンは多額の利息を支払い、自由を奪う

・老後は老人ホームに住む可能性も高く、持ち家が重荷になる

・老後は賃貸で子供の家の近くに住もう

・ライフステージに合わせた規模の賃貸に住むのが最もお得!

今の時代なら断然賃貸がお薦め

今の日本のこの状況下では、私は断然賃貸をお薦めします。

今の時代に必要なのは、人生のライフステージに合わせて住む家を変えるという事です。それはもう家が売れない以上、賃貸でしか実現する事が出来ないでしょう。

また将来売れない家のためにローン地獄でお金を消費するくらいなら、代わりにお金を貯めるなり投資するなりして老後に備えておきましょう。

これからはシェアハウスや民泊のように家をシェアする時代

これからの時代は、間違いなく家をシェアしていく時代になります。

近年急増しているシェアハウス、民泊といったものに代表されるように、色んな用途、色んなライフスタイル、ライフステージに応じて家を柔軟に変えていく形が主流になっていきます。

家だけじゃありません。今ではかなり広がったカーシェアも費用がグッと下がって、レンタカーより比較にならない程の安さになっています。

平成の時代は、35年の数千万円の長期ローンを組んで持ち家を買い、また長期ローンで百万円の車を買い替えるという時代でしたが、今では高級マンション、高級車も好きな時に安く借りることが出来る時代になりました。

そんな、家を何千万円も借金して購入し、同じ所にローンを支払い続けながら死ぬまで住むというのは、近い令和の未来に「信じられない過去のライフスタイル」として語られる事になると思います。

近年はタワーマンションのバブル崩壊も近くなっているため、分譲の何千万円もするタワーマンションが賃貸として安く出されているケースも多く目にします。

24時間のコンシェルジュが付いていて、共同の大浴場の温泉が付いているタワーマンションが、普通の賃貸と代わらない値段で出ているものも沢山出ています。非常に狙い目です。

ポイントまとめ

借金まみれで高リスクで買う時代は終わり、家も車も好きなものを好きな間だけ借りる時代へ

不動産探しは大変

賃貸で良い部屋に引っ越そう!と思った後に待っているのは、「部屋探し」と「不動産巡り」です。私も何度も賃貸で引越しを繰り返していますが、その度に部屋探し、不動産巡りに消耗していました。

毎回不動産屋さんに予約を入れて、丸一日掛けて家を見て回るのです。それも当然一回では終わりません。大体1-2週間から1ヶ月掛かるでしょう。正直これはかなり体力的にも精神的にも堪えて、「もうこの家でいいかな・・」という妥協を生んでいました。

またサラリーマンだと不動産巡りをする時間も十分に取れません。

最近だとネットのチャットによって無料相談が出来るietty(イエッティ)というサービスが出てきました。

家探しの大きな消耗する「不動産屋巡り」を省略して部屋探しが出来ます。遠方から引っ越す際にも非常に便利です。

チャット上で希望を伝えると多くの物件情報が届き、遠方からでも部屋探しが出来ます。私もこのサービスにはかなり助けれました。近年こういったサービスがかなりユーザーを伸ばしているようです。

ietty(イエッティ)だと夜遅くまでチャット相談を受け付けているので、仕事終わりに相談するのも非常に助かりました。多忙なサラリーマンにはかなりお薦めです。パソコンでもスマホでも、常時待機しているスタッフにチャットで相談出来るので、空き時間を非常に有効活用出来ます。

そういったサービスも利用しながら、妥協無い部屋選びをして、理想の住まいを見つけてみましょう。

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